公開: 2021年4月25日
更新: 2021年5月16日
1992年のハーバード・ビジネス・レビューで、野中郁次郎は「ナレッジ・クリエイティング・カンパニー」と題する論文を発表した。この論分において、野中は、企業に蓄積される知識に、形式知と暗黙知があることを指摘した。形式知は、教科書などに記述できる理論的な知識を言う。暗黙知は、論理だてて説明することが難しいため、実地の経験を通して学ぶしかない知識を言う。
野中は、発展する企業では、この暗黙知を集約して、理論だてることなどで形式知に変えてゆく努力を継続的に行っていることを、日本企業での事例を示しながら解説した。
ナレッジ・クリエイティング・カンパニー、野中郁次郎、ハーバード・ビジネス・レビュー、1992年2-3月号